ライカがやってきた。
久しぶりに観たライカの顔は
正直あまり記憶になくあまり以前との比較は出来なかった。
何故なら
「忘れなきゃ」
と強く思っていたので
写真類などを捨ててしまってたので。
しかし明らかに過去にはなかった顔の傷らしきものと
寝不足のせいか目の周りが黒くなってるのは
とても気になった。
「ごめんなさい 〇〇に連れてって」
ライカは怯えた様な顔をしながら
僕に懇願した。
ほんとはここで色々理由も聞きたかったのですが
あまりにもライカが必死なので
「分かったよ 荷物持つよ」
と言い新幹線を使い関東方面へ逆戻り。
新幹線の中で色々な話しをするのは
ちょっと嫌だったので
「ライカ疲れてるんじゃない?
目黒いよ。
俺も昨日寝てないから着いてから話そう」
と言い目を閉じた。
しばらく経つと
「スースー」
と寝息が聞こえ出した。
僕は目を開けライカをマジマジと見た。
この二年間何があったの?
なんであの後連絡してくれたかったの?
なんで日本に居るの?
聞きたい事は山ほどあった。
そして
これが数年間僕を悩ませてた女性なんだな〜と。
ライカが行きたいと言っていた場所に着く前に
目を覚ましたライカ。
一瞬恥ずかしそうにした後強張った顔で
「ごめんなさい」
と。
駅を下り
「これからどうするの?」
と聞くと
「おばさんがいるの
だからおばさんが迎えに来てくれると思う」
と言い電話を掛けるライカ。
次の日の早朝迎えに来るらしく
僕達はビジネスホテルへと向かいました。
「シングルで二部屋お願いします」
と頼みライカに鍵を渡す僕。
「一緒じゃないですか?」
と聞くライカに
「話し聞かないと分からないから」
と言いました。
ハッとした様な顔をするライカ。
「ごめんなさい」
特に何も答えず軽く笑い僕は自分の部屋へと入りました。
煙草を一本吸う間に聞かなきゃいけない事や
聞きたい事を整理しようとしたけど
途中で諦めた。
多分聞きたい事や言いたい事は無限で
整理なんて出来るはずがないから。
ライカの部屋をノックし
「ご飯食べた?」
と聞く僕。
ライカはあまりご飯を食べてなかった様で
二人で行った居酒屋では
夢中で食べていた。
そんなライカを見ながら
「俺と逢わない数年に何が起こったの?」
とまた心の中で訴えていた。
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