2007年07月07日

「30」サヨナラ

次の日コズから居酒屋に誘われた。


「いつまでも泣いてるんじゃないぞ」

と笑いながら言うコズに

「泣いてないよ もう大丈夫だよ」

とこっちも笑って返した。


コズは真面目な顔で

「あなたはフィリピン人はもう止めた方がいいと思う」

と言った。


それから数日後

「お願いがあるんだけど

しばらく夜働きたいから夜だけ子供見て欲しいんだけど」

と言われ

彼女は昼・夜と仕事をこなした。


そして新しく親子3人で住む場所を探し

僕の家を出て行った。


「みやるが日本人と結婚しても

日本人の彼女出来ても

フィリピン人を好きになっても

二人はいつまでも友達だよ

みやるなら絶対幸せになれるよ

いい人を見つけられるよ」

コズは出て行く前にそう僕に告げた。


僕はコズの事をどう思っていたのだろう。

あの時もしコズに

「このまま一緒に暮らさないか?」

と言っていたらどうだったんだろう。


コズは現在職場で出逢ったフィリピンを全く知らない男性と

付き合っていて幸せそうだ。


月に1度位逢うんですが

コズの幸せそうな顔を見る度に

「コズの為にもあの時の選択は間違ってなかったんだよな」

とは思う。


だけどやはりこの時も自分の気持ちと言うのを

表現する事は出来ずじまいだった。

posted by 未弥瑠 at 09:11| 神奈川 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | これまでを振り返り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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